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心の中の恋人たちを破壊せよ!![]() “恋した相手そのもの”ではなく“恋した相手の像”が住み着きます。 この像には現実の対象その人としての認識が芽生え、 やがてそれが日を追うごとに強化されてゆきます。そして、もちろん、 この精神の舞台には自分の像も登場しますから、恋する者の中では、 “心の中の恋人たち”が活き活きと暮らし始めるのでしょう。 しかし、現実との接点が少なければ少ない程にそこには、 一方的で自分好みの着色のみが進行してゆきます。 この空想は何よりも空想をする者の精神を外界の傷つきから守護するのです。 さて、人間にとっては空想による保護作用も大切なものです。 一概に悪いものであるとは言い切れません。 しかし、私たちはそれのみに依存しないための勇気や健康の、 扱いかたをも学んで実践してゆかねばなりません。 何よりも、恋をされた自分と同じく恋をした相手も生身の人間なのです。 そう思って、現実の目線を共有しながら相手と関わっていかねば、 そのことのほうが相手にとって失礼になることは山ほどあります。 それより何より、相手に向かって現実的に思いを言葉にしていくことを模索し、 そこで自分の気持ちを伝えたり、関係性を楽しむための経験を積んでいかないことにはとうてい、 自分が理解して欲しいことの僅かも相手には伝わらないものなのです。 よく、「相手を傷つけるのが嫌だから黙っていた・・」という表現を耳にしますが、 そのことがかえって状況を複雑化し、相手を複雑に傷つけることもあります。それでも、 この関わりに比べれば“心の中の恋人たち”は決して、 自分が避けたものを露に否定してくることはありません。 だから、つい目の前の相手との日々よりも夢の世界の、 自分だけの相手(像)に帰りたくもなることでしょう。 その懐に逃げ込んでしまえば動じることはありませんし、 かつ具体的に自分自身が傷つくこともありませんものね。 しかし、この行為によって・・・、 明らかに現実の誰かを精神的に置き去りにしたことはありませんか?! 或いは、そうされたことはありませんか?! 実際、自分は何も言わなかったから相手を傷つけることはなかったはずであると一方的に思い込み、 この防衛線を張るような態度に傷つく、 現実の相手を忘却するというのは一番卑怯な方法にあたるものです。 “心の中の恋人像”が破壊されても初めて、人は相手と真に繋がることが出来るのです。 結ばれるのです!ですから、豊かな恋愛への転換と発展には実際、 自分の中の古きよき時代に対する破壊の必要性もが含まれています。 この点を換算して取り組むものが、恋愛です。 AboutSite
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