婚活なるロゴの捉え方![]() 最近、知人男性からこうした質問を受けました。 「何で?今時、何で離婚しないの??」 彼は異性との交際経験を全く持たない人物でしたが、 この点の正当性を上げるために離婚者リストを挙げ連ね、 その果てに止めの質問を投げてきたのです。私は思わず、 「何で?人は離婚をしないといけないの?」と言いかけて、 咄嗟に自分の言葉を飲み込みました。それ以前に私は実際、 “人は結婚をしていないといけないと思ってはいない”のです。 私は今、たまたま結婚を選択し、これを継続しているだけです。 その一方で、既婚者を前にした彼の側が、彼の中にざわめく気持ち、倫理観、 「俺は、結婚をしていないとまずい!」を発動させてしまったのでしょう。 それで、「自分、結婚をしていないといけない??」となり、これが、 「今時、何で離婚していないの?普通、離婚するもんでしょ?」と、 彼の本音に斜めな発言となってしまったわけです。 ただ、今回のこれはちょっと愚問だったかもしれません。 何故ならば、私は結婚をしないといけないと思って、 自らの結婚を選択したわけではないからです。 逆にもし、私が義務としての結婚を彼の錯覚通りに模索していたなら、 今、私は結婚をしていなかったに違いありません。私は何よりもまず、 結婚の儀式を超えて大人となった自分を見せつけるのではなく、 自分と共に話し合い、日々を育てていける誰かを探し、 この延長でその人と一緒に暮らしてみたかっただけなのです。 ですから、私もまた、“結婚をしなければいけないの煽りから、 自分の結婚を選択したくはない人間の一人であり、 この点で、彼とはたいして違わない”のです。 ええ、私は嫌ですね。世間に結婚をさせられるかの如く、 私が、自らの結婚を選択するのは論外です。 でも、もし、自分が結婚をしたいと思って婚活(結婚活動)に励むのなら、 そこは大いに奨励したいと思います。 ただ一点、気をつけて下さい。昨今、古い時代のお見合いの代わりに婚活、 いわゆる結婚活動の名称が非常に盛んになっていますが、 このロゴでしか自分や相手を見つめない態度には決して、 婚活の情熱を見出さないで貰いたいのです。 このロゴは自分の意識を高めるためには素晴らしいのですが、 このロゴによって他者から見つめられる分にはどこか、 人間性を尊重されない印象を与えやすくもあります。 やはり、「私が結婚のステイタスを得たいから、私と結婚をしよう。」よりも、 「あなたのこういうところやああいうところを見ながら、 一緒に暮らしていきたいと思いましたよう・・・。(^^)」の方が、 言われる側としても、言われて嬉しくはありませんか? 私は、このロゴを掲げて頑張る中でも、特に自分は一体、 将来のパートナーとの日々をどう編み込んでいきたいのかと、 この点を純粋に見つめ抜く姿勢が重要になってくると思います。 そして、そこを相手に向かって言葉にしていきましょう。 AboutSite
(3)Master - Sumi Since - 10'07.21 / Check - IE6.0 Link Free |
|