自分の気持ちを伝えるにはあなたは異性のパートナーに自分の気持ちを伝えていますか? あなたにとって特別であるだけに相手を傷つけまいと必要以上に自分の欲求を隠蔽したり、 相手に伝えているつもりでも手前で引き返してしまうワンパターンの表現でしか、 ![]() 実は独りで、精神的なストレスを抱え込んだりはしていませんか?? さて、自分の本音を伝えることの難しさに悩むことは私にもあります。 いえ、今だって困難に対して過信をすれば相応の誤解を意思伝達に招きますから、 私は本音を伝える必要のある時にこそ、特に慎重さを忘れずに取り組んでいます。 ただ、本音を伝える時に大切なのは相手の理解を急くことよりも、 自分自身が一体、何を最もな主軸として相手の理解を得たがっているのか、 この点を根気よく把握することです。 そこを掴み取る努力を差し置いて理解の遅い相手を問い質しても、結果を得難いのです。 実際、自分のものであればこそ理解できていると思う欲求の把握の仕方が、 まだまだ、漠然とした概要レベルの了解域を超えることはなく、 これによって相手の想像力や関心ですら適切に喚起しないことはあります。 ここで、例を挙げてみましょう。 あなたは今、目の前の恋人にスキンシップに関する物足りなさを体験しているとします。 そこで「寂しい。」と尤もらしく伝えてみるのですが、恋人は僅か数秒の間、 あなたを軽くハグするものの、あなたはインパクトの無いままに現実に帰されます。 恋人は、あなたの不満を満たした自分に素朴に満足気です。 しかし、決して、あなたに無反応ではなかった恋人ですが、 あなたにはどうもここに納得がいきません。 この僅かなすれ違いの積み重ねで、別れてしまうカップルはいます。 彼らは大概、彼らにとっての恋愛について、「愛されている感じがしなかった。」とか、 「相手とは、体が合わなかったのだ。」等と思ってしまっていたりします。 しかし、ここで振り返ってみて下さい。 冒頭、一方は「寂しい。」と表現してはいますが、 「寂しい。」の一言でしか言い表していないのです。 しかも、一体、どんな音域やリズムで発声されたメッセージだったのでしょうか? ですから、何か、寂しがっているらしいことは伝わっていたとしても、 そこは文字通り、むしろ、その人がどんな具合でどの程度に寂しいのか、 ここまでは全く、ここに具体的には体現されていなかったことも問題なのです。 ここでもし、一旦、このどこか物悲しい感じを内に向かって当事者が辿り、 それによって普段は心の奥にしまっているのだけど、自分にとってはいたく寂しく、 悲しかったある出来事に行き当たるとします。 そうなった時にこそ、あなたの顔は最初の時点よりもずっとずっと、 とても寂しく、とても悲しい表情を自然と浮かべていることでしょう。 言うなれば、この時の深まった表情こそが誰かに慰めて貰いたい、寄りかかりたい時の、 理屈を抜きにした、スキンシップを求めるための明確な心の伝達を成し遂げるものです。 この体全体に滲む表情のインパクトで“思わず”に恋人の顔を見つめてしまったり、 そこに言葉が乗ってくれば、恋人が余程、病的に鈍感な人間でもない限りは必ず、 この孤立感のインパクトに反応してしまうはずです。 そして、恋人自身の中の強烈な寂しさにコンタクトした彼はこの深さでもって、 あなたの痛みをハグの圧力に託してしまうことでしょう。 そのためにはまずあなた自身がしっかり、自身の深みを捉えなければなりません。 そして、その地点を滑走路にした気持ちの伝達を試みてみましょう。 この慎重さや自然と滲み出る大胆が、あなたを知らせる基礎の手段です。 AboutSite
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